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第4回:KWHATS

WHATSMAN@AREA0832
イエー。調子は?

今日はDEFなレクチャー~世の中の歩き方~。第4回。
講師はMY師匠 DJ KWHATS。
KWHATSのホームページ
※当HPのおすすめ日記からも飛んでいけます。
まじでクソやばいので、激チェキっていうか、
HARDCHECKするしかねえ。
若いHEDZはもちろん、
俺ら世代(30前後)の奴らも、
一字一句見逃すな。
とにもかくにも、読め(@浜田)。
(※KWHATS氏のHPにも同じ日記が掲載されています)

(以下KWHATS)
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世の中歩き方 ~DEFなレクチャー~ by kwhats

まずは、自分自身のことから、ざっと見つめてみよう。

男33歳、広告代理店勤務。結婚4年目で子供二人。

長男は生まれた時から脳障害。次男は幸運にも普通。(今のところは)
前向きで明るい障害者のパパを自認、でも家事と子育てはカミさん任せ。
酔うと脳みそがクリアになり、超前向き思考回路が発動。
大事な企画書はちょっとだけビールを飲んで書く。あるべきイメージが鮮明になってくる。酔いすぎたらどんどん鮮明になるが、キーボードが打てなくなるのでダメ。

30歳を目前に、できちゃったことが判明し結婚を決意。定職に就くことも決意。
幸運にも拾ってくれた従業員10人以下の弱小(だが忍者のように福岡の街を舞台に暗躍する)広告代理店の社長に感謝しつつ、勉強しつつ、ハードルにブチあたりながら修行している段階。
しかし、プロの広告マンである以上、学生ではないので勉強しながらカネはもらえない。
多少、場当たり的だなと反省しつつも、結果を出すための最善手を探す毎日。

今までいろんなことを見て、夢見て、動いて、時間を使ってきた。
大したことないと思うけど、挫折も経験してきたと思う。

まずは、県立高校の受験に失敗したことか。
確か、B判定くらいはあったはず。滑り止めに受けてた福岡の私立を見てて、田舎の高校に行くより福岡の街の高校に行った方がオモシロそうだと感じて、県立高校の受験にモチベーションが持てなかったのかもしれない。それをオヤジに指摘されて大ゲンカ。以来、オヤジとは子供ができるまで冷戦状態になった。

高校の寮に入ってDJ Qと出会う。それまで、それなりに成績は良かった方だったが、悪い仲間が増え成績下がる。海上保安官になりたかったが、またしても受験に失敗。福大の夜間へ進学。

夜間大の特性を活かし、昼間はバイトにいそしむ。日雇いで地下鉄掘ったり冷凍庫で凍死しそうになったりしながら、高校時代に目覚めた夜のクラブ活動にも励むが、何を血迷ったのか準硬式野球部にも入り、表のクラブ活動にも励む支離滅裂さ。金曜日の昼はバイト、夜はクラブでバイト、土曜日の朝から野球の試合、夜は土曜日のクラブでバイト、日曜の朝からまた野球の試合、日曜の夜もクラブでバイト、月曜の朝からバイト。なんていう殺人的なスケジュールを週末ごとに過ごしてたりしながら、なぜか給料はレコードでもらってる状態。当然、大学なんて行ってなかった。たまに授業に出ても寝てるワケで当然単位なんかとれん。

4年間で取れたのは6単位。ロボコン0点か?

5年生になってはじめて卒業することを決意。8年かかったがどうにか卒業。(自慢!!)
同級生がひとりもおらんくなっても、ヤメんで最後までやり遂げたことは良かったと思う。

DJをやろうとしてる時に知ったコンピュータがその後の人生を創ってくれた。
卒業することを決意したのは、昼のバイトをコンピュータソフト会社にしてたから。
その会社ではいろんなことを経験させてもらった。今でも当時、お世話になった人たちには感謝している。
いろんな人たちの支えがあって、今の自分自身が形成されていることを感じる。

ただ、そう感じることができているのは、自分自身の思考回路がそうさせてきたからかもしれない。

「ベストな道は他にあるかも知れない。だけど本当に大事なことは、自分が選んだ道をベストにすることだ。」

オレの愛する息子は障害児。脳障害でどこまで成長するか分からない。命には関わらないのが微妙なところ。まず、歩いたりはできないから自分ひとりではまず生きていける見込みはないだろう。ほぼ、間違いなく自分やカミさんの方が先に死ぬ。なので、もうひとり作ることにした。自分たちがいなくなったとき、アニキの面倒をみてくれるヤツが必要だったから。男であって欲しいと思ってたら、男が生まれた。神様も少しは願いを聞いてくれたらしい。

正直、できちゃった時に堕していれば・・・と思ってしまうこともある。

でも、すぐに打ち消す。彼がいなかったら、今の自分はいない。こんな思考回路が作られることはなかったハズ。カミさんから蹴られてソファーで寝てる毎日でも、ちゃんと幸せな家庭がオレにはある。
障害者のパパになったことで、新たな人生の発見もあった。決して見ることのできなかったチャンネルを持てたのかもしれない。

なにより、どんな状況になったとしても、自分には思い通りに動く手足もあるし、悪いとはいえイロイロ思いつく脳みそもある。自分の意思次第で何でもできる未来があるじゃないか!!

広告業界の経験など何もなかった。テレビやラジオ、新聞の専門知識も皆無。営業の経験もない。もちろん学歴も8年も行ったのに役に立たん。就職活動なんかしたこともなく、社会人としての常識も皆無。資格なんかも持ってない。30歳を目前に控え、どうしたらいいのか?まったく分からなかった。広告マンとして拾われた当初にあったのはハッタリだけ。

そんな状況で思い出した。

広告の専門知識は持ってなくても、今までいろいろ経験してきたやんか。
DJしてたとき、フロアの前でお客さんを喜ばすために選曲してきたやろう?
パーティするとき、お客さんを集めるために考えながらフライヤーをつくってきたやろう?
集客するために、パー券売りまくったやろう?
クラブでバイトしている時にボトルキープを取るために営業してきたやろう?
最高潮に盛り上げるために花吹雪をDJブースから撒いたりする工夫も考えてきたやんか?
コンピュータのことだってまったく知らんやったのに、ヒトから聞かれるレベルになったやんか?
畑違いかもしれんが企画書だって沢山書いてきたやんか?
ネクラオタクだったのに、初対面のギャルとも話せるようになったやんか?

自分の気持ちの持ち方次第で、何でもできることを体感してきたやろうもん。

何だってできるんだ。できてないのは、自分がしてないだけ。
ヒトが何年か何十年か生きてきたということは、そのヒトしか持ってない経験を創ってきているということ。その経験を活かせばいい。経験がないからダメだ。とか、今の仕事は自分に向いてない。とかはあまり意味がないと思う。自分の選択をベストにしていけるかどうか?だ。そう思える、信じれるかどうか?
転職はまったく悪いことではない。確かに向き不向きはあるだろう。しかし、自分で自分自身のことを信じきれずに、他に目が移ってしまうのは最悪だ。

人生にはいろんな道があるが、選んだ道を信じて歩いていきたい。多少、歩きにくくても、前がよう見えんでも、途中でぶち切れてても。歩きにくいなら舗装しながらゆっくり歩けばいい。前が見えなければ手探りしながらでいいやんか。途中が切れてたら橋を架ければいい。ジャンプしてもいいし、飛ぶことだってできるかも。Uターンして、道を変えて歩き直すのももちろんオーケーだろう。

やけど、歩くのをヤメたらイカン。止まっとってもなんにもならない。たとえ、カネが稼げて今を生きることができても、先につながらないのなら止まってるのと同じだ。

オレもまだまだ30代の青二才。
まだまだ未熟で、意思を行動に表せない弱さも多々あるけれども、こんな自分のことを必要としてくれている人たちのために、これからの人生を使っていきたい!!と思う。コケながら壁に当たりながら涙しながら歩いていくんだ。

少々重い十字架を背負ってしまったが、決して不幸だなんて微塵も思ってない。風呂に入るたびに愛する息子をこのまま浴槽に沈めたほうが彼にとっては幸せかも?なんて考えてしまったり、コイツの立派なチ●チ●を排泄以外に使うことはあるんだろうか?とか、オレとカミさんが死んだ後、コイツはどうなってしまうんだろう?なんて悲観してしまうこともある。しかし、そんな時は、ン万分の1の確率で障害者のパパになったかもしれんが、ということは乗った飛行機が落ちる不幸にはそうそう遭遇せんやろう。ずうっと完封してたのに、今のカミさんと出会ったらすぐにできちゃうくらいツイてたウチの家族には年末ジャンボも当たるくらいツイてるハズ!!と思うことにしている。

そして、目指すは「明るい障害児家族」
障害児を持った家族の人生本を書いてベストセラー!!で、印税で儲けて、自分と家族のために儲けたカネを使い、オレとカミさんが死んだ後、龍之介を育てる心之介の助けに充てること。心之介の「しん」を「心」にしたのは大きな「心」を持った男になって欲しかったから。ドラゴンズの応援団が振っている旗に書かれた「心」とはまったく無関係です。ハイ。障害児もっとうっちゃけん、それをネタにベストセラーぐらい書かせてくれ。>神様


そして、こんな話も昔のオレを勇気づけてくれた。今も何かあったら思い出す。

野茂英雄は大リーグに挑戦した時、しばらく勝てなかった。好投しても打線の援護がなく敗戦投手になる日々が続く。落ち込む野茂に対してラソーダ監督はこう言った。(らしい。人から聞いた話だもん。)
「人生には、栄光につながっているドアが目の前で急にバタンと閉まってしまうことがよくある。しかし、閉まったドアの前で嘆いているヤツには、他に開いているドアがあることが気づかないんだよ。開いているドアに向かって、また歩いて行けば良いんだ。」

ドアの前で落ち込むより、開いてるドアを探して歩こう。

そして、>AU
世の中にたくさん女はいるし、他にもいいオンナはいるかもしれんが、自分の選んだ女性をベストだったと思えるようにしていってください。

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WHATSMANバッカゲン。
>KWHATS師匠
どうもありがとうございました。
まじで、全ての奴らの力になったと思います。



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